プログラミングを本格的に進めるにはパソコンが必要だと思います。もちろんタブレットでもプログラミングはできますが、ちゃんとプログラミングをするためにはパソコンの購入は必要ではないでしょうか。とはいえ、今までパソコンに馴染みがなかった人からすると家電量販店に行ってもカタログに書いてある内容はチンプンカンプンだと思います。
そんなわけで今回はパソコン購入時の目安であるCPU/メモリ/ハードディスク(HDD)/OSについて説明したいと思います。
まずそれぞれを例えるならば一番最初の画像の通りです。パソコン(パーソナルコンピュータ)は何か処理をするわけですから、それを書斎で仕事をする人間に例えると
これは人間でいうところの頭脳に該当します。たくさんの情報を脳みそを使って処理していきます。その脳みそが優秀であればあるほど高速に処理ができます。なお、CPUに似たものとしてGPUというものがあります。これは画像処理に特化したCPUで、コンピュータを使ってCG処理や映像編集をする際にはこのGPUがCPUとは別についていると快適に処理ができます。ただ普通に教育用プログラムを勉強する上ではGPUは不要ですね。
これは作業領域、テーブルの広さを意味します。このメモリのサイズが大きいと、一度にテーブルに広げる本や書類が多くなるので、別のことをやりたいといったときにわざわざ本棚にしまいなおしたり、とってくることはなくなるため快適に操作ができます。このテーブルが少ないのに、あれもこれもとテーブルの上に置こうとすると、本や書類が雪崩を起こしてプログラムがSTOPしてしまうことになります。プログラムを作る上では、このテーブルの上にキレイに本や書類を積んでいくという作業と使い終わったら、さっさと片付けるメモリ管理という処理が重要になります。プログラミング言語によっては、それを自動でやってくれるもの(JAVA等)もあれば、自分でちゃんと指示してやる必要があるもの(C言語等)があります。
ハードディスクは本や書類を納める本棚のようなものです。仕事をしないときは、この本棚にすべてがしまわれています。この本棚ですので、このサイズが大きければ大きい程、たくさんのデータを格納できます。なお、このHDDは磁気を使って固い円盤に情報を書き込むのですが、近年はSSDと呼ばれる2のメモリの技術を使って電子的に情報を記録するものが出てきています。こちらはHDDと比べて少し割高なのですが、HDDより高速でより快適に作業ができます。例えるならHDDがたくさん詰めるミニバンなら、SSDはたくさんは詰めないけどちょっ早なスポーツカーのような感じです。(僕のパソコンもHDDではなくSSDつかってますよ)
最後はOS(オペレーティングシステム)です。OSもプログラムソフトウェアの一種なのですが、OSは例えるならば仕事をする場所の環境を整えてくれるようなものです。たとえば仕事場に入るための入退館管理チェック、天井の電気、エアコンの温度調整といった、あなたが仕事をする上で必要となる機能をあらかじめ準備してくれるソフトウェアです。もしこの機能がないと、あなたが全て準備することになります。これって大変ですよね。そのためパソコンを買うと必ずこのOSが必要になります。
パソコン向けのOSには大きく分けてWindows系とMac系があります。これは提供している会社が違うのですが、イメージでいうならWindows系は国産車、Mac系は輸入車という感じです。(いやどちらも作っているWindowsはMicrosoft社、Mac系はApple社と海外の会社なんですがイメージで言うならですよ。)なのでWindows系は安く広く使われています、一方Mac系はちょっとお高いですが、おしゃれなイメージですね。いまではどちらもプログラミングをする上で大差はないですが、iPhone/iPad向けのアプリを作ろうとする場合であればMac系を選ぶ必要がありますね。
なお、スマホにも当然に1~4に該当するものはあり、OSについてはAndroidスマホはAndoroidOS(Google社制作)、iPhone/iPadはiOS(Apple社制作)というのがあります。
以上、今回はパソコンのスペックを見る上で基本的なことを説明しましたが、次回は実際のカタログを見ながらパソコン購入の際のポイントを説明したいと思います。
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