変数の回の最後はグローバル変数とローカル変数、そしてScrathに特別に用意されているクラウド変数について説明だよ。まずはこの動画をみてね。
Scrathで変数をつくるときに、こんな画面がでたよね。この画面では、すべてのスプライト用とこのスプライトのみというものが選べたけど、これが一般的なプログラムの世界ではグローバル変数とローカル変数と呼ばれるものだよ。Scrathでは、この表現は使わずにわかりやすく呼び変えているのだけど、これから他のプログラム言語にも触れる機会があるから、このタイミングで呼び名を覚えておこうね。
グローバル変数とローカル変数の役割はこうだよ。グローバル変数というのはプログラム全体で使える変数で、例えば”A”という名前で箱を作ったら、プログラムのどこからでもその変数の箱が使えるんだ。一方で、ローカル変数というのは、ある限られた範囲でのみ使える変数で、その範囲から外れたところで”A”という変数を呼び出そうとしても、呼ぶことができない変数だよ。
これを、言葉でいっても伝わりにくいと思うので動画をみてほしいのだけど、動画ではこの絵のシーンで説明しているよ。
ローカル変数の説明
グローバル変数の説明
ちなみにクラウド変数についても説明しているのだけど、クラウド変数はScrathで特別に用意されている変数で他のプログラムでは存在してなかったり、別の呼び方をしている可能性があるよ。グローバル/ローカル変数は、値がみんなのPCの中に保存されている対して、クラウド変数はインターネット上にあるサーバに保存されているんだよ。
この機能を使うと、一度ブラウザを閉じてもサーバ上の変数の中に値が残るので、みんなバラバラに玉入れゲームをした合計点が保存されたり
最も点数を取った人の値だけが残るようにしたら最高得点(ハイスコア)を残すこともできるんだよ。
ちなみにScratchのクラウド変数は数字しか入れることができないので、誰が最高得点をとったのかの名前をのこせないのが残念。
動画の中で説明しているグローバル変数とローカル変数およびクラウド変数のScratch画面はこちらだよ。左キーを押すとカニさんがボールを投げ、右キーを押すとペンギンさんがボールを投げるよ。
中身についてはこちら
さて変数についての一連の説明は今回で終わりだよ。次回は演算子というものについて説明するね。ではでは、またね。
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