映画ドリームで学ぶ「先を読む力」

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映画好きなもしプロ管理人、今回は映画「ドリーム」をみて学んだことを書いてみたいと思います。

今手元にあるiPhone。片手で電話はもちろん、音楽やラジオが聞けたり、動画も見られる。ネット注文でなんでも買える。とても便利なツールになっていますね。そのiPhone一台の計算能力が、アポロ11号に搭載されたコンピュータの方が性能がいいとも言われています。かつてフジテレビで放映されていた番組「トリビアの泉」では、その能力はファミコン2台分だったとか言われていましたね。自分でちょっと調べた結果、軌道計算は地上で行われ、結果をアポロに送っていることや、当時のコンピュータの構造から見てファミコンとの単純な比較はできませんが、それでもファミコンよりは処理性能が低かったことは否めないようです。いわんやiPhoneをや。

いやはやコンピュータの進化には驚くものがあります。これは別途、ムーアの法則というところで述べたいと思います。

さて、そんなアポロ計画(1961-1672)の前段であるマーキュリー計画(1958-1963)を描いた映画が「ドリーム」。当時はまだ黒人差別が社会的に蔓延している時代、そしてロシア(旧ソ連)との冷戦時代。ソ連に先駆けて宇宙への有人飛行を実現させようと奮闘するNASAにおいて理数学分野にたけた黒人女性3名が主役です。(すいません、ここから少しネタバレになります。)

 

この映画をみて何よりも強く印象に残ったのが、NASAに導入されたIBMのコンピュータを稼働前に操作方法を習得し、職を奪われる黒人部下スタッフに操作方法をレクチャするという場面。当時、軌道計算やデータ処理の検算は雇われた黒人女性達がやっており、IBMのコンピュータが導入されたらその仕事は用済みに。そんな中、主人公の一人であるドロシーは、機械室に乗り込み稼働前のコンピュータのマニュアルを読み、そのコンピュータを動かすFORTRANと呼ばれるプログラミング言語を一緒に働く仲間達に教え込む。

いざコンピュータが稼働したら、さぁ誰が動かせる?「そんな人、すぐには雇えないぞ」「はい、ここにいます」と出てくる黒人女性達。この先を読み、誰も手をつけていない時に行動を起こす力にとても感銘を受けました。

AIが台頭すると仕事を奪われると脅威論ばかりが目立ちますが。これと同じようにAIの時代がやってくる前にAIについて学び、AIプログラミングのメンテナンスをするあるいはAIをよく知ってAIにはできない分野の能力をあげるという戦略が必要なんではないでしょうか。

時間があったらぜひ観てください。プログラミング教育を通して、論理的思考に強くなり、数学の分野にも関心を持つ、将来は数学系の学部に進んで、保険の利率を弾き出すアクチャリーやAI時代に欠かせないビックデータを管理するデータサイエンティストを目指すのも堅実な将来ですよ。

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