CodeMonkeyを試す

プログラム

今回はCodeMonkeyというプログラミングサイトを試してみました。有料サイトなのですが、サルのモンタと一緒に旅をしながらバナナをゲットする「コードの冒険」は30ステージまで無料です。

環境はブラウザベースなので、パソコンへのインストールは不要。iPadでもAndroidタブレットでもインターネットアクセスさえできれば利用可能です。

早速、試してみましょう。サルのモンタにバナナを取るためのコードを書くわけですが、操作方法は次の通りです。

このような形で次々とレッスンが進みます。最初はLeft,Rightで方向転換していましたが、途中から角度による方向転換が求められ、またStepもプラス方向から、マイナス方向に進むということがコードを書く際のヒントとして提案されます。

レッスンをクリアしたらホメてくれ

レッスンがどこまで進んだかも見る事できます。

達成感がありますね。単純にスタンプが溜っていくのは子供心にもうれしいだろうし、ここまでスタンプが溜ったら、ご褒美って大人が何か買ってあげるといいですね。学力の経済学でも結果ではなく行動に対してご褒美を上げることは効果があるって言っていますしね。

さらに進むと、今度はポインタ的な概念とオブジェクト指向の概念が出てきます。

モンタは角度で向きを変えるのではなく、Turtle(亀)をポインタとして向きをかえ、Turtle.stepと亀が歩くというオブジェクトに値を入れて川の中を移動(移動中にはBananas[0]をゲット、あえて書く必要がないのでコードには書いてません)、今度はbananas[1]というポインタに向かって向きを変えるというコードになります。

このBananas[0]やBananas[1]は配列のデータ構造になるのですが、そんなことは意識せずに指やマウスでクリックしたら表示される名前をそのまま選択できるようになっているので、使う側はそのあたりを意識しないと思います。

将来的に本格的に言語を勉強する際に、「ああ、あの時みたBananas[1]のカギカッコとその中の数字ってそういう意味だったんだ」とすんなりと抵抗なく理解できるのではないかと思います。

このCodeMonkeyをやっていておもったのが、バナナを取っていくやり方に色々な方法が簡単に思いつくということ、たとえば以下のように2通りのやり方が考えられ、2通りのコードが書けることになります。

ここでは極端にコード量に差がでませんが、場合によっては、とてもスマートなコードにすることができます。これがプログラマーのセンスであったり、アルゴリズムであったりするのだけど、一緒に教え込む大人は子供に「別のやり方はない?」って問いかけながらコードを書かせるのもいいかもしれないですね。

そして、更にレッスンが進むと反復処理(ループ)が課題としてあたえられます。このような感じです。

このような感じで1時間程で無料の30ステージまで進みました。無料の範囲では順次処理、反復処理(ループ)までが試せて、条件分岐は出てませんでしたが、有料プランでは条件分岐が加わりデータ構造の変数、配列や関数などが勉強できるようで、この「コードの冒険」の全420ステージがチャレンジできます。有料プランは3000円~6000円/年程度ですので、月500円ちょっとで利用できるのもありがたいですね。

 

この「コードの冒険」で使われている言語は何なのだろうと調べたらCoffeeScriptというJavaScriptを簡単にしたような言語らしいです。この言語について僕も今回初めて知ったので、そこまでメジャーではないのだろうと思うのですが先に述べたように教育レベルでのプログラミングの勉強は言語よりも考え方を覚える方が重要です。そしてこのCodeMonkeyではプログラミングの概念を楽しくわかりやすく説明しています。

そしてScratchと違い、Blockプログラミングではないので、本格的に文字のみ記載していくコードプログラミングに対して、アレルギーなく進めるのではないでしょうか。

ちなみにこのCodeMonkey。実家の富山に帰る北陸新幹線の中でiPadを使い30ステージを1時間程でクリアしたのですが、正直、大人の自分も頭の体操とばかりに楽しく進めることができあっという間に1時間が過ぎました。長距離移動や暇な待ち時間があるときに子供にYouTubeやゲームなどさせずに、こうやってプログラミングサイトをやらせるのもいいかなと思いました。このCodeMonkeyは対象年齢が9歳からのようです。

CodeMonkeyはCord.orgが開催しているHour Of Codeにも毎年参加しているようで、そこでも新しいステージが毎年体験ができるようですね。しかし、今の時代ってプログラミングを学ぶ環境って、本当にいたるところに存在しており、本人のやる気次第で、かなり高いレベルまでお金をかけずに到達できる。なんて素晴らしい時代なんだと感動を覚えています。皆さんも、ぜひ無料の30ステージだけでも使ってプログラミングの楽しさを感じてみてはいかがでしょうか

CodeMonkey ( コードモンキー ) 日本公式サイト - STEM教育・プログラミング教育に

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