今日はviscuitという言語にトライ。この言語はビジュアルプログラミングのうち一番簡単な部類にはいるかと思うのですが、ふむふむホームページによると「コンピュータは粘土だ」をコンセプトにメガネという仕組みをつかってプログラミングしていくそうな。
色々、操作してみた結論からいうと、viscuitはScratchのように右に10歩進むといった数字入力がなく、キーボードも一切使わずにマウスだけで(タブレットなら指操作だけで)指示がだせ、一番簡単なものは自分の書いた絵を右か左に動かすといったものから、絵本、シューティングゲームやパズドラのようなゲームまで作れるものであるようです。
開発者のブログでも書かれていましたが、このviscuitはプログラムをとことこん簡単にするために汎用性を捨てて画面上の絵を動かすことだけに特化していると、四則演算も切り捨てているそうな。なので電卓アプリなるものは作れないことになるのですが、絵を動かすことに特化しているので、指定方法は非常に簡単です。
右に10歩動くというのも、メガネを使って元の絵と後の絵を描けば、その差分をみて右に動くのだな、左に動くのだなとviscuitが勝手に判断してくれて、イベント発生もその絵に該当するものが現れた、絵と絵がぶつかった、絵を指で押したというもので指定していくようです。
動作環境としてはPCの場合はブラウザ(FlashPlayer有効)で、タブレットはiOSとAndroidに対応しており、操作を覚えるにあたっては、本を購入するのもよいですが、公式サイトにアップされている動画を一通りみるぐらいである程度のことはマスターできそうな感じです。
本ブログではすべてのプログラミング言語の詳しい操作方法を書くというのは目的ではないので、それらは本家サイトや市販書籍におまかせするとして、以下にviscuitを実際に触った様子を書いていきたいと思います。
viscuitのサイトにアクセスあるいはアプリをタブレットにダウンロードした後はこのようにお絵かきをします。大人になると絵心があるかどうかが試されますね(笑)子供の場合は純粋な心でかくのでしょう。ここではタコを描いてみました。
次に配置とメガネを使って動きの指定になります。これでタコが画面を動くという簡単なプログラムが書けたことになります。タコを上下左右に動かしたりする場合は、メガネをもう1つ追加して今度は上に動く動作をセットしてやるとランダムに右や上といった処理が実行されるので、それでフラフラと動く姿を表現するようです。最後に何かとぶつかったら処理が起こるという動作、シューティングゲームでいうと玉が当たったら敵が倒せる、逆に敵にあたったらやられてしまうという動作を基本は次のような感じになるようです。ここではタコがたこ焼き屋のおやじに捕まえられるとたこ焼きにされてしまうという処理をかいてみました。
動作をさせると無事、タコがたこ焼きにかわりました。こんな感じで数字入力もなくマウスだけで動く絵と条件処理プログラムがかけてしまいます。このあと更に絵をクリックしたらどうするや、絵が3つ並んだら消えるなどの処理を考えてあげることでパズルゲームがつくれたり、迷路ゲームが作れたりするそうです。単純に自分が書いたものが動くのはうれしいですよね。iPadなどでは電子ペン付きのものがあるので、子供にペンで描かせて大人が動かしてあげるということをすると本当に低い年齢からプログラムに興味をもってもらえるようなツールと思いました。内容からみると幼稚園の年長さんから小学校低学年がターゲットのように思えますね。利用料も無料ですし、タブレットをもっている方は早速ためしてみたらどうでしょう。
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