新元号とプログラム改修

プログラム

新元号が「令和」と発表されましたね。そして今回は万葉集から引用されたとか、この万葉集で代表的歌人となっている大伴家持を国守として迎えた歴史もあるため、大々的に万葉のふるさととPRしている私のふるさと富山県にある高岡市にとってもとてもいいニュースになったんじゃないでしょうか。

引用元となった梅花の歌は家持の父親である大伴旅人に関する歌のようで、その旅人に由来がある太宰府市が一番盛り上がっているらしいですが、高岡市も毎年秋には、三昼夜にわたり万葉集の全20巻4,516首の歌のすべてを詠みあげるイベントがあり、万葉の里としては負けてはいられません。

その他、ネットでは令和(018)の読み方通り、新元号に18を足したら西暦になる神判断と賞賛したり、令和(REIWA)18年が、R18になるから大変だとか、カズレーザーの本名が和令であったからビックリなど色々と飛び交っていましたね。

さて元号とプログラミングの話を紐づけるとするなら、この元号が切り替わるというのはプログラマ、システム屋にとっては、厄介な話。システム上、全て西暦で扱ってくれていれば良いのですが、いまだに元号を使っているところも多く、特に経理や顧客管理のシステムで和暦を使用しているケースが多く見られるとのこと。今回の調査では1割弱の企業が5月1日の切り替えまでに間に合わないという結果が出ています。

具体的な影響は個々バラバラだと思うのですが、例えば、入力画面が新元号に対応できず、新元号のつもりで01年と入れたら、平成01と認識されて正しく処理できなかったり、これが自分の会社だけの問題であったらいいのですが、他の会社との電文やり取りであったら、片方が(令和)01と送っているのに、もう片方が(平成)32などと送ってくる場合は問題になりますよね。

では、全て西暦にしておけばいいじゃんと思うのですが、なかなかそうはいかないようです。特に官庁では元号を使っていますね。とはいえ、色々と問題があると感じているのか、少し前にみずほ銀行は通帳記帳を和暦から西暦に変更したり、免許証も和暦と西暦の併記を今年3月から初めています。もっともこれはシステム観点というより外国人ドライバーへの配慮という意味合いの方が強そうですけどね。いずれにせよ、関連するシステムにお勤めのプログラマー、エンジニアの皆様はご苦労さまでございますというところです。

高岡市観光ポータルサイト たかおか道しるべ

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