プログラミングを学んで得られること

射的をする女の子プログラム

プログラミングとは何については前回述べた通りですが、今回はプログラムを学んで得られることについて考えてみたいとおもいます。

プログラミングを学んでえられること(主要な効果)

プログラミングを学ぶことで得られる主要な効果はプログラムとは?の記事で書いたとおり、世の中にある機械の力を使えるかどうかということです。正直、計算能力においては人間は機械に勝てません。今じゃ100円ショップでも買える電卓にすら勝てません。プログラミングをやることはその機械を使いこなす力を手に入れるということです。 私は経理や科学者にならないから関係ありませんの話ではないですよ、普通のサラリーマンにも必須な技術です。 例えばExcelを使って販売実績を管理する、マーケティングのため統計処理する、アンケート結果を集計する。これらもExcelの基本的な関数を使うだけでなく、マクロと呼ばれる簡単なプログラムを自分で作ることで劇的に時間を短縮できます。プログラミングを使えることで、機械を自分のサポータにすることができるのです。これからAIの時代と言われていますが、AIに指示されるのではなく、機械を指示する側の人間になるという意味においてもプログラミングを学ぶことは重要です。 プログラムって何(その4)

プログラミングを学んでえられること(副次的な効果)

プログラミングを学んで得られる副次的な効果について考えます。それは以下の3つではないかと僕は思います。

表現の幅が広がる

表現の幅を広げるという効果については、絵画、音楽、小説などと同じようにプログラミングは自分が考えていること、自分が表現したいことをアウトプットする手段として有効であるからです。 あなたが頭で考えている素晴らしいアイディアを、あなたが考える通りでプログラムという実体で表現できます。実際の仕事においても、こんな企画をやりたいとパワーポイントで絵を描いて持っていくよりも、簡単なプログラムを書いて(モックと言います)、それを見せた方が何倍も説得力があります。 プログラムは言語であるから英語やフランス語と同じように、日記レベルのものを書いたり、芥川賞レベルの大作もかける。その作品には絵やつけて、絵本のようにできたり、その音楽や映像を交えてそのシナリオを映画化することもできる。プログラムはあなたの表現力を高めて人生を豊かにするツールなのです。

プログラムをする映画監督

 

論理的思考力が身につく

副次的効果の2つ目は論理的思考力が身につくということです。 プログラムの相手は機械、コンピュータ。人間同士なら、適当に処理しといてとか、ちょうどいい温度でなどと言った曖昧な指示が通じない。明確にAをしてBをやって、もしその結果がCなら、Dをして、Dが100を超えるまでDを繰り返してと言った指示を出さなければいけない。しかし、これが道筋を立てて物事を考えるという論理的思考に役立ちます。

プログラムとは何(その3)

 

プログラムは実行したあとに結果としてのアウトプットがわかるため、その論理の組み立て方に矛盾があったら、違いますよと機械が教えてくれる。この論歴的に物事を考えるということは、教育において重要なことではないだろうか サンドイッチマンのネタにあるように「ちょっと何言っているかわかりません」という大人にならないためにもプログラミングを通じて、またそこで学ぶアルゴリズムを通して論理的にかつ、効率よい道筋を立てる訓練の場としてプログラミングは重要であると考えます。

 

英語や理数系教科に強くなる

副次的効果の三番目、それはプログラミングをやっていると英語と理数系教科に強くなるということです。プログラミングは先にも書いた通り論理的に正確に定義してやる必要があります。その定義には様々な数や数式、位置を定義するための座標などが出てきます。これらを通じて、物事を抽象化するという考え方が身に付きます。 小学校において算数は問題なかったのに、中学になり教科名が数学になってから急についていけなくなる子供がいます。これは、物事を抽象化するということが苦手という点が挙げられます。算数は基本、目に見えるものを数値化する教科です。一方、数学は変数や関数といった目に見えない世界を頭の中でイメージして、それを毎回成り立つルールを見つけ、実際に値をいれて具体的な数に落とし込むという、抽象化⇔具体化という変換作業を行う必要があります。このトレーニングがプログラミングを書いていくなかで行われることになるのです。 英語については、プログラミングが基本英語だから、というだけで得意になるというのは言い過ぎですが、プログラミングやITは歴史的に欧米、特にアメリカがこの分野で先行しています。ちょっと踏み込んだ情報を探そうとすると英語にぶつかります。これは、本人がプログラミングが楽しくて、もっともっとという姿勢になった時に自発的に英語に触れるというのを期待した効果です。また先の数学についても、効率的なプログラムを書こうとすると数学を取り入れることが重要です。まだ学んでいないのにプログラムを仕上げたいからと、自分で数式を学ぶこともあるでしょう。実際、プログラミングコンテストで入賞した小学4年生の子は任意の数を素数に分解するというプログラミングを書いているので、必要は発明の母ですよ。

プロムラムと理数

現代の「読み・書き・そろばん」

このようにプログラミングを学んで得られることについて書いてみました。

かつては、子供に習わせるのは読み・書き・そろばんと言っていました。(いつの時代だ?)今は、この読み書きが英語、そろばんの部分がプログラミング/ICTリテラシになっているのかもしれませんね。 もちろん日本人として日本語を扱う、英語やプログラミングで表現をする上でのしっかりとした思考は必要なので国語をおろそかにすることは推奨しません。子供は沢山、本を読んでしっかりと基礎となる思考能力、語彙を増やしてもらいたいと思っています。

 

ICTリテラシを学んでいく上で、パソコンはOSという土台から成り立っていると学びますが、教育においても、国語というしっかりとした土台があって初めて英語やプログラミングが生きてきます。プログラミングを学んで得られることを今回述べましたが。まずは最初に国語をしっかりとマスターさせてくださいね。   OSについて学べる記事はこちら

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