プログラムを学んで将来何になるのか?

プログラム

サッカーならサッカー選手、ピアノなら演奏家あるいは音楽の先生などイメージがつくけれど、プログラミングを勉強するといったい何になれるのか?

単純に思いつくのはプログラマーですが、えーちょっと根暗。うちの子はそんな根暗ではなく、明るい子に育って欲しいって声が聞こえてきそうです。確かに、プログラマーって暗い部屋でコンピュータに向かって黒い画面に白い英数字をカタカタと打っているイメージありますよね。こんな感じに

確かにプログラマーという職業の人は、地道にコードを書くということは避けては通れません。でも、プログラムを習うイコール、プログラマーになれということではないです。ということで今回は僕が考えつくプログラミングを学んでどういった道に進むかのざっくり一覧です。

プログラマー

プログラミングを極めていきつく場所と言えば、当然のことながらプログラマーです。IT系企業でプログラミング、ゲームを開発したり、新しいシステムを開発したりなどがあります。特にソーシャルゲームを作っている会社などでは新規採用でも高額な年収が定時されるというケースもありますね。またIT系企業ではなくとも、製造業では電子レンジやテレビなどの家電に組込むプログラムを書いたりする形で採用されます。
ただ、日本ではずっとプログラミングをやる人は少なく、そこからシステムを設計する人や管理する人になったり、同じコンピュータ関係ということでシステムエンジニアとして活躍するというケースが多いですね。

システムエンジニア

システムエンジニアってなにって言われると定義はなかなか難しいですが、プログラムを動かす箱であるサーバ(大っきなパソコン)を組み立てたり、メンテナンスしたり、ネットワークがちゃんと繋がるような仕事をしたり、データをためておく箱(データベース)から効率的にデータを取り出すことをしたりとプログラミング以外で関わる仕事がたくさんです。でも、そこでもプログラミングを知っていると知らないのでは、格段の差があります。問題が起きた時、なぜその問題が起きているのかをプログラムの観点で見ることができます。具体的には、処理が遅くなっているのはなぜだ?それは無駄にデータを取り出すプログラムを書いているからだとか、不正なアクセスがあったが、大量のログから問題箇所を見つける時にも、簡単なプログラム(スクリプト)を書いて対応することもあります。

起業

プログラミングを学んでいることでIT関係で起業するというのが、とてもハードルが低くなりますね。プログラミングはPCとプログラムを動かすサーバがあれば、すぐにサービスを展開できるので、よいプログラム、よいサービスを開発すれば、すぐにビジネスを起こすことができます。もちろん起業は難しいもので、IT関連は参入障壁が低い分、競争相手も多くなります。とはいえ、Facebookを立ち上げたマークザッパーグ̪氏やテスラの創業者のイーロンマスク氏もプログラマー。夢が膨らみますね。

研究職

以前WHYプログラミングのタイトルで書いたとおり、プログラミングを勉強することで論理的な思考が身につき、また内容的に理数系の分野と相性がよいので、プログラミングをすることで数学に興味を持ち、理系分野で研究職に就く可能性もあります。その時にも研究の内容によっては高度な計算するためにプログラミングが必要になるでしょう。直接的な研究分野では人工知能などはまさにそのような研究分野になります。

アクチュアリー

また数学にとことん強くなることでアクチュアリーと呼ばれる専門職になる道も出てきます。これは保険業界などで、どのくらいでその事象が発生するかをリスク計算して、それに対して料率をいくらにするかを決め新しい保険を作ったり、金融工学を学んで証券会社等で新しい投資プランを立てるという仕事を行う人です。

 

データサイエンティスト

最近ではビックデータ解析といって大量のデータから特徴を見つけてビジネスに生かすというデータサイエンティストという仕事も注目を集めています。こちらにも分析のためにプログラミングが重要になってきます。

どんな仕事でも業務を効率化

上記のような仕事につかなかった場合においてはプログラミングの知識は不要でしょうか?そんなことはありません。一般的な企業に勤めとしても、事務処理においてExelなどでVBスクリプトを書いて大量の売上データを処理したり、マーケティング分析をする際にプログラムの知識があるのとないのと大違いです。

想像してみてください、1万行以上あるデータを1件1件1時間以上かけて手作業で処理している姿とスクリプトを10分で書いて、1分で実行させる姿。しかも、同じ処理を来月も再来月もしなければならないとなったとき、そんな時、プログラマーの専門家までにならなくても、ちょっとプログラムを知ってる、書けるということは本当に違いますよね。

そんなわけでプログラムを覚えて何になるかは、あなたが将来出くわすであろう無駄な単調作業を減らしてくれるスキルになりますよというのが答えです。

 

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